ETHUSD の TradingView Idea として公開しています。 TradingView でチャートを見る
自分のインジケーターが当たったチャートなら、誰でも見せられます。
それではほとんど何もわかりません。見せられているのは標本一つ、しかもあなたのお金を欲しがっている人が、あなたには見えない母集団から選んだものです。役に立つ問いは「効くのか」ではなく、「効かなかったときどう見えるのか、そしてそれを見て取れるのか」です。
四つの手順からなる検証を紹介します。すでにお持ちのどの道具でも試せます。
一:外したところを探す
小さいものではありません。直近でいちばんひどい判断です。
8月19日、Pentarch がクライマックスのマーク CAP を、ETH の日足チャートの足の高値 2334.15 に打ちました。その足は 1916.76 で始まり 2251.69 で引けた、17.5% の一日です。マークはクライマックスの判断が落ちるべき場所にきっちり落ちました。
価格はさらに 14% 上がりました。
| 1営業日後 | +3.3% |
| 3営業日 | +7.6% |
| 5営業日 | +10.2% |
| 15営業日以内で最も遠く | +14.0% |
| 逆行の最大幅 | −1.4% |
ETH は8月21日に 2548 をつけました。マークがクライマックスと呼んだ水準をはるかに上回ります。これをインジケーターに好意的に読む方法はありません。
二:チャートの残りが何を言っていたかを確かめる
ここは皆が飛ばす手順で、価値の大半はここにあります。
同じ足の上で、ほかの三つが公然と反対側にいました。
| 指標 | CAP の足で |
|---|---|
| Volume Oracle | 上げのシグナル、モメンタムのフットプリント、重なりの強いシグナル |
| Harmonic Oscillator | 六対〇で上げ、レジームが上げへ転換 |
| Plutus Flow | 二日前に上抜け、前日には上側のバンドを突破 |
サイクルの層は天井を告げました。出来高、モメンタム、フローの層は継続を告げました。正しかったのは継続でした。
これは故障ではなく、設計どおりの働きです。これらの層はわざと別々の問いに答えます。一つは、価格が回転のどこにいるかを問います。ほかは、進行中の動きに参加が伴っているかを問います。8月19日、その問いの答えは正反対で、各指標は互いの合意へと均されることなく自分の答えを報告しました。
構成要素が決して矛盾しない一式は、一式ではありません。衣装を何着も着た一つの意見であり、自信たっぷりに、そろって外します。
天井はやがて来ました。Harmonic は三営業日後に極端な買われすぎに達し、Volume Oracle は二営業日後から勢いの減退を示しはじめ、Pentarch は8月28日に 2535.55 で BDN を打ちました。つまり CAP はおよそ九営業日早く、17.5% 動いた足の上で九営業日の早さは、細かい外し方ではありません。
三:同じチャートで当たりを探す
外れだけを見るのは、当たりだけを見るのと同じくらい代表性がありません。
七週間前の6月29日、同じインジケーターが足の安値 1547.77 に TD を打ちました。二十営業日後の終値はその足より 16.2% 上にあり、逆行の最大幅は 3.9% でした。
同じインジケーター、同じチャート、七週間の間隔。よい判断が一つと、悪い判断が一つ。誠実な標本とはそういう形で、何かを判断する前に受け入れるべき最低限です。
四:マークが動いていないことを確かめる
インジケーターが自分の履歴をこっそり描き直すなら、以上はすべて無価値です。
これは聞こえる以上に重い話です。リペイントする道具は毎回まったく非の打ちどころのないチャートをつくり、そこから語られる話はすべて作り話になります。しかも証拠が自分で消えるので、意識して探さないかぎりまず捕まえられません。
ですから探してください。チャートをバーリプレイにして前へ進めます。
8月19日の足がまだ形成中のあいだ、CAP はありません。2251.69 で引けさせても、やはり CAP はありません。次の足が始まったその瞬間、CAP が8月19日の足の 2334.15 に現れます。
暗号資産のチャートで知っておくとよい癖が一つあります。8月19日付の日足は20日の 00:00 UTC に引けます。つまりマークは19日のもので、20日に見えるようになります。どちらの言い方も正しいのです。
十五営業日たっても、まだその足の、その水準にあります。外していて、しかも自分をよく見せるために動いていません。
仕組みはこれで全部です。マークは自分の足が引けた時に確定し、その足の上に描かれ、二度と動きません。確定に要するのは一本、未来から借りるものはなく、あとから静かに自分を良く見せる余地もありません。
なぜこれが残る検証なのか
描き直すインジケーターは、外しているところを捕まえられません。証拠が残らないからです。つまり、この記事をそれについて書くことは不可能になります。
それが議論のすべてで、範囲は狭いものです。マークが正しいということではありません。外れたものも含めて、戻って確かめられるということです。
四つの手順を、お使いの道具で試してください。直近でいちばんひどい判断を探す。その時にチャートの残りが何を言っていたかを見る。釣り合いのためによい判断も一つ探す。両方をリプレイする。
通れば、本物の何かがわかります。通らなければ、それよりずっと役に立つ何かがわかります。
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TD Touchdown, IGN Ignition, WRN Warning, CAP Climax, BDN Breakdown
過去のチャートの動きを、事後に記述したものです。ここに書かれたことは推奨でも将来の結果を示すものでもありません。