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この夏、NVDA の日足チャートに二つのマークが出ました。同じ値動きの両端です。
片方は信じるのが容易でした。もう片方はそうではありません。二つの差こそが役に立つ部分で、単独のマーク一つよりも、これらの道具をどう読むべきかをよく語ります。
5月:易しいほう
5月15日の金曜日、Pentarch がブレイクダウンのマーク BDN を、そのローソク足の高値 231.50 に打ちました。
逆張り的なところは何もありません。モメンタムの層は前の日に明確にプラスだったあと、同じ足ですでに転じていました。出来高が買い集められているのか売り抜けられているのかを追う Volume Oracle は、5月11日から勢いの減退を示していました。買いと売りの累積圧力を追う Plutus Flow は、その日に伸びきった領域から抜けました。
すべての層が同じ時に同じ方向を指していました。
翌週の月曜は 229.87 で始まり 222.32 で引けました。6月29日までに価格は 189.80 に達し、BDN の足の高値から 18% 下でした。
そのあと四十五営業日、何も出ません
5月15日から7月22日まで、Pentarch はマークを一つも打ちませんでした。
この沈黙はシグナルと同じだけの注意に値します。トレンドの下げ全体で鳴り続けるものは転換点を見つけているのではなく、価格を追いかけて反響をシグナルと呼んでいるだけです。空白の区間こそ、サイクルの層が居場所を得るか馬脚を露すかの場所で、この層は下げの全期間を通じて黙っていました。
7月:難しいほう
安値は6月29日の 189.80 でした。そこから価格は7月22日まで戻し、Pentarch はその足の高値 214.39 に CAP を打ち、五営業日後の終値は 10.4% 下でした。
この押しが切り上がった安値をつくりました。7月30日、Pentarch はタッチダウンのマーク TD を、その足の安値 191.52 に打ちました。
誰かに言われる前に一つ訂正しておきます。TD は下げの安値を示したのではありません。6月の 189.80 のほうが安かったのです。示したのは持ちこたえた安値で、そのほうが役に立ちますが、同じものではなく、同じもののように売るべきでもありません。
今回は何も同意しませんでした。モメンタムの層は四対〇で弱気でした。Volume Oracle はこの銘柄をまだ売り抜けの側に置き、まさにその足で勢いの減退を示していました。累積の流れは三日前に下を向いており、構造の層は同じ日にトレンドの支えを失いました。
なぜ一方は易しく、他方はそうでなかったのか
ブレイクダウンの判断と落ちるモメンタムは同じ方向を指します。5月は、サイクルの層とその周りのすべてが別々の問いに答えながら同じ答えにたどり着いたので、そのマークを信じる負担はありませんでした。
タッチダウンの判断は、モメンタムがまだ落ちているさなかに安値を信用せよと求めます。それが底の難しさのすべてであり、これらの層が別々に存在する理由そのものです。一方は、価格が回転のどこにいるかを問います。もう一方は、進行中の動きに裏づけがあるかを問います。
7月30日、その二つの問いには本当に別々の答えがありました。そして各層は合意へと均されることなく、自分の答えを正直に報告しました。もしすべての足で一致するなら、どちらか一方は余分で、同じ意見に二重に払っていることになります。
それは同時に、単独のマークは見はじめる場所であって結論では決してない、ということでもあります。チャートはそのとき、自分自身と食い違うことでそう言っていました。
一致は後から来ました。モメンタムは7月31日にプラスへ転じました。Volume Oracle は8月3日に買い集めへ移り、構造の層も同じ日に上へ抜け返しました。8月4日にはモメンタムが逆向きに五対〇となり、累積の流れは上側の領域へ入っていました。Pentarch は8月10日に 224.14 で BDN を打ちました。
TD の足から二十営業日後、終値はその 16.9% 上にあり、その間にその足を下回って引けたことは一度もありませんでした。
自分で確かめられる部分
マークが事後に動いていたなら、以上のすべては成り立ちません。
これは聞こえる以上に重い話です。自分の履歴をこっそり描き直すインジケーターは、毎回まったく非の打ちどころのないチャートをつくり、そこから語られる話はすべて作り話になります。しかも意識して探さないかぎり、まず見抜けません。
ですから私たちの言葉を鵜呑みにしないでください。チャートを開き、バーリプレイにして前へ進めてみてください。
7月29日の引けの時点で TD はありません。その足がまだ形成中のまま7月30日へ進めても、やはり TD はありません。7月30日が引けたその瞬間、TD がその足の 191.52 に現れます。
同じ足。同じ水準。三十四営業日たっても、まだそこにあります。
仕組みはこれで全部で、「リペイントしない」という言葉が響かせるよりも地味です。マークは自分の足が引けた時に確定し、その足の上に描かれ、二度と動きません。確定に要するのは一本、未来から借りてくるものはありません。
これが示していないこと
一つの値動き、一つのチャートです。これらの道具の一般的なふるまいとして読むべきではありませんし、この記事はそれを測ってもいません。
同じ期間に他の銘柄を同じ目で見れば、轢かれたマークが出てきます。8月初めの金の CAP のあとは、さらに 6% 上がりました。8月半ばの ETH の CAP のあとは、さらに 14%。この NVDA のような例ばかりを出す道具があるとすれば、それは不誠実に説明された道具です。
そこが本当の要点です。主張はマークが正しいということではありません。もっと狭く、もっと役に立ちます。動いていないので、戻って確かめられるということです。この分野で公開されるものの大半はその検証に耐えません。外れた判断が静かに消されているからです。
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TD Touchdown, IGN Ignition, WRN Warning, CAP Climax, BDN Breakdown
過去のチャートの動きを、事後に記述したものです。ここに書かれたことは推奨でも将来の結果を示すものでもありません。