基本のスイープの先へ:ダブルスイープという一手
1回目のスイープ:100ドル → 99.50ドル → 100.50ドル。あなたは買いで入る。ストップに刈られる。
2回目のスイープ:同じ水準。100ドル → 99.00ドル → 102.50ドル。
1回目で刈られたあなたは、2回目の上昇を置いてけぼりで眺めることになる。
🚨 本音を言えば
1回目のスイープが外れると、たいていのトレーダーはあきらめる。Janusは「効かない」と思い込む。
だが、彼らが知らないことがある。 ダブルスイープは、最も勝率の高いセットアップだ。 1回目のスイープは、目に見えるストップを刈っただけ。では2回目は?そこで機関投資家が仕込んでいる。
スイープの回数を数えていないなら、order flowのトレードで最も期待値の高いセットアップを取り逃がしている。
このレッスンで学ぶこと:
- なぜダブルスイープはシングルスイープを圧倒するのか(そして見分け方)
- 複数時間軸にまたがるスイープの重なり(桁違いの流動性狩り)
- 「スイープからの回復」のパターン(反転の即時確認)
- 失敗したスイープ(そして逆方向へどう取るか)
⚡ 明日からできること(クリックで展開)
- スイープが2回以上になるまで待つ — 1回目のスイープでは入らない。ダブルスイープのほうが勝率は高い。スイープの回数をチャートに書き込む。
- 回復による確認を取る — スイープのあとは、価格が刈られた水準を取り戻すまで待つ。回復のないスイープはトレンド継続であって、反転ではない。
- スイープの方向を上位時間軸に合わせる — 日足のサポートでの強気スイープ=高い勝率。日足のレジスタンスでの強気スイープ=低い勝率。
パターン1:ダブルスイープ(最も高い勝率)
場面: 価格は反転する前に、流動性の水準を2度刈っていく。機関投資家には、1回のスイープで得られる以上の流動性が要る。
🎯 ダブルスイープの仕組み
流れ:
- 1回目のスイープ:100ドル → 99.50ドル(目に見えるストップを刈る)
- だましの反発:99.50ドル → 100.80ドル(新しい買い手を誘い込む)
- 2回目のスイープ:100.80ドル → 98.80ドル(1回目で入った建玉と新しいストップを刈る)
- 本当の反転:98.80ドル → 103ドル超(機関投資家は仕込み終え、動きが始まる)
なぜ機能するのか: 2回目のスイープは、1回だけの場合より2〜3倍の流動性を集める。機関投資家には大きな数量が要り、それを与えるのが2回目だ。
見分け方:
- Janusが同じ重なりの帯で両方のスイープを示す
- 2回目のスイープは、たいてい1回目より0.5〜1 ATR深い
- Plutusを見る:2回目のスイープでデルタ+8K以上=強い吸収(高い勝率)
- スイープ同士の間隔:5〜30本のローソク足(5分足〜1時間足)
執行:
- エントリー: 2回目のスイープのあと、出来高を伴って1回目の水準を上抜けるのを待つ
- ストップ: 2回目のスイープ帯の下(2つのスイープの間ではない)
- 目標: 次の構造の水準まで2〜4R
- 勝率: HTFのトレンドとorder flowの確認を条件に加えたとき70〜75%
パターン2:複数時間軸のスイープの重なり
場面: HTFとLTFのスイープが同じ価格で起きる。桁違いの流動性狩りだ(4時間足と15分足のストップをまとめて刈る=5,000万ドル超の機関投資家の資金)。
🎯 HTF/LTFの重なりの組み立て
例:
- 4時間足:5,000ドルに主要なサポート(当日安値、VWAPの起点)
- 15分足:4,998ドルにLTFのスイング安値
- スイープ帯:4,995〜4,997ドル(両方の時間軸を刈る)
なぜ強力なのか: 機関投資家はHTFのストップ(大口)とLTFのストップ(個人)をまとめて刈る=ひとつの価格に流動性が最大化する
執行:
- エントリー: HTFでの回復と、LTFでの出来高急増(両方の時間軸が転換した確認)
- ストップ: スイープ帯の下(例:4,990ドル)
- 目標: HTFの目標(例:5,080ドルのレジスタンス)=3〜5R
期待される成績: 勝率75〜80%(Janusのセットアップで最も勝率が高い)
枠組み1:スイープからの回復で入る
🎯 回復を確認するルール
基本の考え方: スイープだけではトレードのシグナルにならない。出来高を伴う回復こそが確認になる。
エントリーの条件:
- サポート下へのJanusのスイープ(例:100ドル → 99.40ドル)
- 価格が刈られた水準を取り戻す(再び100ドルの上へ)
- 回復の足の出来高 > 平均の1.5倍
- Plutusがプラスのデルタを示す(最低+5K)
- HTFのトレンドが方向を支える(買いなら4時間足が上昇トレンド)
執行:
- エントリー: 100.20ドル(回復の上、例)
- ストップ: 99.20ドル(スイープの下)
- 目標: 103.50ドル(次のレジスタンス)=3.3R
- 時間の区切り: 5本以内に回復がなければ、そのセットアップは無効
期待される成績: 勝率68〜72%
枠組み2:失敗したスイープを逆に取る
🎯 スイープのあとに回復が来ないとき
場面: スイープは起きたのに回復がない=買い手あるいは売り手が弱い。逆方向にトレードする。
条件:
- 100ドルを割って99.50ドルまでスイープ
- 5本以内に回復がまったくない
- Plutusが売りの継続を示す(デルタ−3K以上)
- 価格がスイープの安値(99.50ドル)を下抜ける
執行:
- エントリー: 99.20ドル(下抜け確認)
- ストップ: 100.50ドル(失敗したスイープと構造の上)
- 目標: 96.50ドル(次のサポート)=2.1R
期待される成績: 勝率62〜65%(回復パターンより低いが、期待値はなおプラス)
枠組み3:失敗したスイープからの継続
🎯 スイープが反転しないとき
条件:
- 100ドルを割って99.50ドルまでスイープ
- 5本以内に回復がまったくない
- 98.50ドルまで下げが続く(下抜け)
- Janusが失敗したスイープを示す
- HTFの下降トレンドが下抜けを支える
執行:
- エントリー例: 98.30ドル(下抜け確認)
- ストップ例: 99.80ドル(失敗したスイープの上)
- 想定される目標: 95.00ドル(次のサポート)=2.2R
期待される成績: 中程度から高い勝率
Janus + Plutus Flow (完璧な組み合わせ)
スイープ+吸収: 勝率の高い反転
- 100ドルでのJanusのスイープ
- Plutusがスイープでプラスのデルタを示す(+8,000)
- 結果:強い買い手が売りを吸収 → 上向きの反転が示された
スイープ+枯渇: 失敗したスイープの公算が大きい
- 100ドルでのJanusのスイープ
- Plutusがマイナスのデルタを示す(売りが優勢)
- 結果:吸収なし → 下抜けの公算が大きい
Janus + Volume Oracle (相場の状態との整合)
スイープ+トレンド状態: 押し目のスイープをトレンドに沿って取る
- HTFが上昇トレンド
- サポートでのJanusのスイープ
- プロなら回復のところで買いを検討するかもしれない
スイープ+レンジ状態: 両端を逆に取る
- HTFがレンジ
- レンジ下限でのJanusのスイープ
- レンジの中央や上限へ戻すのを取る
Janus + Harmonic Oscillator (極端な場面での確認)
スイープ+売られすぎ(7/7の一致): きわめて高い反転の確率
- Harmonicが売られすぎで7/7の一致を示す
- サポートでのJanusのスイープ
- 結果:最も確信の高い買いのセットアップ
スイープ+ダイバージェンス: 追加の確認
- 価格は安値を切り下げ、デルタは安値を切り上げる(ダイバージェンス)
- ダイバージェンスの水準でのJanusのスイープ
- 結果:三重の重なり(スイープ+ダイバージェンス+ハーモニック)
⚠️ Janusでよくある失敗
失敗1:スイープのたびにトレードする
「Janusがスイープを出した、すぐ入るぞ!」
改善策: 回復と出来高、そしてorder flowの確認を条件にする。すべてのスイープが反転するわけではない。
失敗2:失敗したスイープを無視する
スイープが回復しなかったのに買いを持ち続ける。
改善策: 5本以内に回復がなければ手仕舞う。逆方向のトレード(売り)を検討する。
失敗3:スイープのあとHTFに逆らう
LTFの反転で買うが、HTFは下降トレンド。
改善策: HTFの方向と一致するスイープだけをトレードする。トレンドに逆らわないこと。
📉 ケーススタディ:ジョーダンがシングルスイープの罠で失った6万4,000ドル(6か月)
トレーダー: ジョーダン・ウィリアムズ(複合的な事例)、33歳、スイングトレーダー(Janus Atlas歴2年、口座資金10万8,000ドル)、2023年4〜10月
戦略: 流動性狩りの直後、1回目のスイープをすぐ取っていた。2023年1〜3月:勝率66%、+1万4,800ドル、基本のパターン(スイープ → エントリー → 反転)で。
致命的な欠陥: 理解していたのは、シングルスイープの基本パターンだけ。2回目を待ったことは一度もなかった。荒れた相場で機関投資家が使うのはダブルスイープだ。1回目で目に見えるストップを刈り、2回目で早く入った買い手を刈り、それから本当の動きが来る。ジョーダンは毎回1回目のスイープのあとに入り、2回目の燃料になっていた
結果: 54トレード、勝ちは7回(勝率13%)、6万4,000ドルの損失(−59%)。傍観しながら取り逃がした利益:9万4,600ドル。合計の差:15万8,600ドル
そのパターン(54トレード中47回、87%): 1回目のスイープ → ジョーダンが入る → 小さな反発(10〜30分の手応え) → 2回目のスイープに刈られる → 大きな動きは彼を置いて進む。例:(1) 4月3日 NVDA:サポート270ドル、1回目のスイープ268.50ドル、エントリー269.20ドル、ストップ268ドル。271.40ドルまで反発。2回目のスイープ267.20ドルで刈られる。NVDAは278.60ドルまで急騰。9ドル超の値幅を逃し、600ドルの損失。(2) 5月8日 BTC:サポート2万7,000ドル、1回目のスイープ2万6,750ドル、エントリー2万6,850ドル、ストップ2万6,600ドル。2万7,400ドルまで上昇。2回目のスイープ2万6,350ドルで刈られる。BTCは2万8,800ドルまで爆発。2,000ドル超の値幅を逃し、1,250ドルの損失。(3) 7月10日 AMD:サポート110ドル、1回目のスイープ108.50ドル(50%)、2回目のスイープ107.80ドル(さらに50%)、そして3回目のスイープ106.50ドルで両方とも刈られた。AMDは116.80ドルまで上げ、1,800ドルの損失。限界を迎えた日(8月21日):「54回のうち47回が、まったく同じ形をなぞっていた。3万2,800ドルの損失。2回目のスイープを待っていれば取れた9万4,600ドル。差は12万7,000ドル。基本のパターンは分かっていたが、応用が分かっていなかった。1回目のスイープ → だましの反発 → 2回目のスイープ → 本当の反転。おれは狩る側ではなく、流動性そのものだった」
立て直し(2023年10月〜2024年3月): 新しいダブルスイープの手順:(1) まず相場の状態を確認する(トレンドなら1回目でよい、レンジなら2回目を待つ)。(2) 荒れた相場では2回目のスイープを待つ(1回目より0.5〜1 ATR深い)。(3) HTFとLTFの重なりを条件にする(両方の時間軸が同じ価格に流動性を示す=8,000万ドル超の機関投資家の資金)。(4) 2回目のスイープでフットプリントに+10K以上のデルタ吸収を確認する。(5) ストップは2回目のスイープ帯の下に置く(間ではない)。(6) 数より質(セットアップの20%が利益の80%)。結果:23トレード、勝ちは18回(勝率13%から78%へ)、トレード回数は60%減、4万4,000ドル → 8万9,600ドル(+4万5,600ドル、+104%)。10万8,000ドルの高値にはまだ届かないが、回復基調(最悪期の−59%から−17%へ)
ジョーダンの学び: 「1回目のスイープで入り、2回目のスイープに47回(87%)刈られて、6万4,000ドルを失った。基本のJanus(スイープ → 反転)は分かっていたが、荒れた相場での応用が分かっていなかった。1回目のスイープが目に見えるストップを刈る → だましの反発が新しいストップをつくる → 2回目のスイープが両方の層をさらう → そこから本当の動きが始まる。おれはだましの反発で入り、2回目の燃料そのものになっていた。NVDAは1回目が268.50ドル(おれは269.20ドルで入った)、2回目の267.20ドルで刈られ、そのあと278.60ドルまで行った。BTCは1回目が2万6,750ドル(おれは2万6,850ドルで入った)、2回目の2万6,350ドルで刈られ、そのあと2万8,800ドルまで行った。47回だ。9万4,600ドルを取り逃がした。いまはレンジ局面では2回目のスイープを待つ。HTFとLTFの重なり。+10K以上のデルタ吸収。セットアップの20%が利益の80%。トレード回数は60%減り、勝率は13%から78%になった。荒れた相場では、本当のエントリーは2回目のスイープだ。早いということは、間違っているということだ」
ケーススタディの確認問題:ジョーダンはJanusのスイープを取って6か月で6万4,000ドル(−59%)を失い、勝率はわずか13%だった。彼のパターン(54トレード中47回、87%):1回目のスイープ → 入る → 小さな反発で手応えを感じる → 2回目のスイープに刈られる → 大きな動きは彼を置いて進む。例:NVDAは1回目のスイープ268.50ドル(エントリー269.20ドル)、271.40ドルまで反発(「効いている!」)、2回目のスイープ267.20ドルで刈られ、NVDAは278.60ドルまで急騰(9ドル超の値幅を逃した)。BTCは1回目のスイープ2万6,750ドル(エントリー2万6,850ドル)、2万7,400ドルまで上昇、2回目のスイープ2万6,350ドルで刈られ、BTCは2万8,800ドルまで爆発(2,000ドル超の値幅を逃した)。以前の好成績(勝率66%、+1万4,800ドル)は、基本のシングルスイープで得たものだった。ジョーダンの致命的な過ちはどれか。
正解:C。 ジョーダンの惨事は、基本のJanus(スイープ → 反転)だけを理解し、荒れた相場での応用であるダブルスイープを見抜けなかったことにある。基本はトレンドでは通用する。スイープが1回あり、反転が始まる。ところが荒れた相場では、機関投資家は流動性を2つの層で狩る。1回目のスイープ(268.50ドル)が個人の目に見えるストップを刈る。そこで反発が生まれる。ジョーダンは反転が始まったと思って入る。だがその反発は、早く入った買い手の新しいストップを生む。2回目のスイープ(267.20ドル)が、もとのストップと早いエントリーのストップをまとめてさらう。ジョーダンは2回目の燃料になる。そこでようやく本当の反転が始まる(278.60ドル)が、彼はもう刈られている。これが54回中47回(87%)で彼を壊した。BTCの例:1回目のスイープ2万6,750ドル → ジョーダンは2万6,850ドルで入る → 2万7,400ドルまで上昇(手応え) → 2回目のスイープ2万6,350ドルで刈られる → BTCは2万8,800ドルまで爆発。1,250ドルを失い、2,000ドルの値幅を逃した。合計:6万4,000ドルの損失に9万4,600ドルの逸失利益を足して、差は15万8,600ドル。立て直し:(1) 相場の状態を確認する(トレンドなら1回目でよい、レンジなら2回目を待つ)、(2) 2回目のスイープを待つ(0.5〜1 ATR深い)、(3) 重なりを条件にする、(4) +10K以上のデルタ吸収を確認する。結果:勝率は13%から78%へ、+4万5,600ドルを取り戻した。教訓:荒れた相場では、本当のエントリーは2回目のスイープだ。1回目は餌、2回目が罠である。
🎮 理解度チェック(気楽にどうぞ)
1回目のスイープ:100ドル → 99.50ドル → 100.50ドル。2回目のスイープ:100ドル → 99.00ドル → 100.30ドル。フットプリントは99.00ドルで+10kのデルタを示している。ここでのトレードは?
99.50ドルまでのスイープ。5本以内に回復なし。価格は98.50ドルまで下げ続ける。このシグナルは?
あなたはESの先物を見ている。日足は5,000ドルにサポートを示す(当日安値)。15分足は5,002ドルにスイング安値を示す。価格は4,997ドルまでスイープしたあと、出来高2.5倍とフットプリントの+12Kデルタを伴って5,005ドルを取り戻した。HTFは上昇トレンド。あなたのトレードは?
これがJanusの応用だ。ほとんどのトレーダーは基本のスイープから先へ進まない。あなたはいま、ヘッジファンドが日々使っているパターンを知っている。
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レッスン29:Plutus Flowを使いこなす — 出来高プロファイル、POCの移動、CVDの精度。適正価格の読み方と、平均への回帰をプロのように取る方法を学ぶ。
教育目的のみ。 トレードには重大な損失リスクが伴います。過去の実績は将来の結果を保証するものではありません。
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教育目的のみ。 トレードには重大な損失リスクが伴います。金融助言ではありません。過去の実績は将来の結果を保証するものではありません。