SPXのTradingViewアイデアとして公開。 TradingViewでチャートを見る
VIXは株式市場の恐怖指数です。30を超えると、見出しはたいてい暴落のように聞こえます。1990年以降の毎回について、S&P 500が翌月にどう動いたかを調べました。
測ったもの
TradingViewのVIXとS&P 500の日次終値、1990年1月3日から2026年10月16日まで。シグナル日は、VIXが30以下で21営業日以上続いたあと、初めて30を超えて引けた日です。これで各急騰を一回だけ数えます。翌月とは、その後21営業日のS&P 500の変化です。最初の下げとは、その期間の最安値の終値をシグナル日の終値と比べたものです。任意の日とは、期間内のすべての日から測った同じひと月です。ルールと基準は、VIXを読む前に書き留めました。
見つかったこと
シグナル日は34日でした。ひと月後、S&P 500は通常3.1%高く、任意の日の1.2%を上回りました。34日のうち22日のあとに上昇しており、64.7%と、任意の日のあと(63.9%)とほぼ同じ頻度です。典型的な上昇幅は大きく、頻度が高いわけではありませんでした。
| 日 | 件数 | 翌月の典型値(%) | 上昇(%) | 最悪(%) | 最良(%) | 最初の下げの典型値(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 任意の日 | 9,239 | +1.2 | 63.9 | -33.0 | +25.1 | -1.7 |
| VIXが初めて30を超えた引け | 34 | +3.1 | 64.7 | -16.3 | +13.7 | -2.4 |
| 30を超えたすべての引け | 733 | +3.6 | 71.2 | -30.0 | +25.1 | -2.9 |
最初だけでなく30を超えたすべての引けを数えると、互いに重なる733日になります。その翌月の典型値は+3.6%で、71.2%の割合で上昇しました。
運なのか
期間全体から無作為に34日を選ぶ作業を10,000回行いました。シグナル日と同じくらい高い典型的なひと月だったのは28組だけです。前半と後半の両方が一致します。1990年から2007年の14回のシグナルは通常の月を2.7ポイント、2008年から2026年の20回は1.2ポイント上回りました。この基準は見る前に決めていました。運による確率が5%未満で、かつ両方の期間で上回ることです。
幅は広い
34か月のうち12か月は下げて終わりました。最悪は2008年9月15日のあとで16.3%の下落、次が2020年2月27日のあとで14.7%の下落です。その途中、S&P 500は通常まずシグナル日の終値より2.4%下げました。任意の日では1.7%です。
| シグナル日 | VIXの終値 | S&P 500の終値 | 翌月(%) | 最初の下げ(%) |
|---|---|---|---|---|
| 1990-08-06 | 35.91 | 334.43 | -3.0 | -8.2 |
| 1991-01-08 | 30.38 | 314.90 | +13.7 | -1.1 |
| 1997-10-27 | 31.12 | 876.97 | +8.4 | +0.0 |
| 1997-12-24 | 30.27 | 932.70 | +3.9 | -0.5 |
| 1998-08-04 | 31.06 | 1,072.12 | -7.6 | -10.7 |
| 1998-12-14 | 31.31 | 1,141.20 | +6.2 | +0.0 |
| 2000-04-14 | 33.49 | 1,346.22 | +8.9 | +0.0 |
| 2000-12-20 | 31.74 | 1,264.74 | +7.6 | +0.0 |
| 2001-03-12 | 30.32 | 1,180.30 | -1.0 | -6.5 |
| 2001-09-07 | 30.99 | 1,085.78 | +0.5 | -11.1 |
| 2002-07-09 | 30.22 | 952.83 | -8.0 | -16.2 |
| 2003-01-24 | 31.51 | 861.40 | -2.7 | -5.1 |
| 2007-08-15 | 30.67 | 1,406.70 | +5.5 | +0.0 |
| 2007-11-12 | 31.09 | 1,439.18 | +3.3 | -2.2 |
| 2008-01-22 | 31.01 | 1,310.50 | +2.4 | +0.0 |
| 2008-03-14 | 31.16 | 1,288.14 | +3.6 | -0.9 |
| 2008-09-15 | 31.70 | 1,192.70 | -16.3 | -24.6 |
| 2009-10-30 | 30.69 | 1,036.19 | +7.0 | +0.0 |
| 2010-05-06 | 32.80 | 1,128.15 | -6.9 | -6.9 |
| 2011-08-04 | 31.66 | 1,200.07 | -2.2 | -6.7 |
| 2015-08-24 | 40.74 | 1,893.21 | +2.4 | -1.4 |
| 2018-02-05 | 37.32 | 2,648.94 | +2.9 | -2.6 |
| 2018-12-21 | 30.11 | 2,416.62 | +9.3 | -2.7 |
| 2020-02-27 | 39.16 | 2,978.76 | -14.7 | -24.9 |
| 2020-09-03 | 33.60 | 3,455.06 | -1.3 | -6.3 |
| 2020-10-26 | 32.46 | 3,400.97 | +6.9 | -3.9 |
| 2021-01-27 | 37.21 | 3,750.78 | +1.6 | -1.0 |
| 2021-12-01 | 31.13 | 4,513.03 | +5.6 | +0.0 |
| 2022-01-25 | 31.17 | 4,356.46 | -1.6 | -3.0 |
| 2022-04-26 | 33.51 | 4,175.21 | -4.7 | -6.6 |
| 2022-09-26 | 32.25 | 3,655.05 | +5.6 | -2.1 |
| 2024-08-05 | 38.56 | 5,186.34 | +6.4 | +0.0 |
| 2025-04-03 | 30.02 | 5,396.51 | +4.7 | -7.7 |
| 2026-03-27 | 31.04 | 6,368.86 | +12.1 | -0.4 |
チャートでは
最新のシグナルは2026年3月27日です。VIXは31.04で引け、11か月ぶりに30を超えて引けました。ひと月後、S&P 500は12.1%高くなりました。ローソク足はS&P 500、青い線は独自の目盛り(左軸)のVIXです。
どう使うか
この36年間、VIXが30を超えたこと自体は、S&P 500の翌月が悪くなるサインではありませんでした。値幅が広がるサインでした。まず典型的に2.4%の下げがあり、34回の中には深い下落もいくつかありました。
次の急騰を自分で確かめる方法
- VIXが30以下で少なくともひと月続いたあと、初めて30を超えて引けた日を記録します。
- その日のS&P 500の終値を書き留めます。
- 21営業日を数えて終値を比べ、途中の最安値の終値も記録します。
これが言っていないこと
どの急騰が2008年のようになるかは分かりません。36年で34回というシグナルの数は少なく、配当を含まない指数の価格です。過去のデータです。
観察であって推奨ではありません。
私たちはSignal Pilot Labsです。TradingView向けの7つのインジケーター、Elite Sevenを作っており、うまくいかなかった部分も含めて、測定した結果を公開しています。
私たちが作っているものはsignalpilot.ioでご覧ください。
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過去の測定を、事後に記したものです。ここにあるものは推奨でも、将来の結果を示すものでもありません。