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9月23日13:45 UTC、米国のPMI速報値が強く出ました。製造業は予想53.6に対して57.0、サービス業は予想56.0に対して58.7でした。その20分後の14:05には、連邦準備制度の理事が発言する予定が入っていました。
この2つの1時間を同じやり方で測ると、まるで似ていません。
PMIを含む13:00から14:00 UTCの1時間は、BTC、ETH、SOLを中央値で通常の1時間の0.86倍だけ動かしました。つまり、ごく普通の1時間です。
次の1時間、FRB高官の発言を含むほうは、通常の1時間の5.54倍動かしました。BTCはその中で1.47%下げました。
1日は1件にすぎず、値動きの近くに位置することは時間的な一致であって、原因の証明ではありません。発言が下落を引き起こしたと主張しているのではありません。この日を冒頭に置く価値があるのは、13か月分のデータが予測したであろう順序そのものを示しているからで、そのデータがこの記事の残りです。
方法。1時間足さえあれば足ります
指標を1つ取ります。それが入った1時間を見つけます。その1時間を始値から終値まで、絶対値の百分率で測ります。こうすれば1%の下落と1%の上昇が同じ重みになります。
次に、それを同じ銘柄の期間全体における1時間あたりの中央値の変動で割ります。働いているのはこの分母です。その銘柄にとって普通の1時間がどれくらいかを表し、銘柄ごとに違います。この期間では、普通の1時間でBTCは0.19%、ETHは0.27%、SOLは0.33%動きました。
結果は比率です。1.00なら、その指標の1時間はほかのどの1時間とも変わらなかったということです。3.00なら3倍動いたということです。これをBTC、ETH、SOLについて行い、3つの中央値を取りました。1つの銘柄がたまたま荒れた午後を過ごしただけで、カテゴリーを1つ持ち上げてしまわないようにするためです。
サンプルは、TradingViewが重要度「高」と付けた米国の指標すべて、2025年8月12日から2026年9月15日まで。399日間、303件です。
順位
指標の種類ごとにまとめ、通常の1時間の何倍かで示します。かっこ内は、その数字が乗っている異なる時間の数です。
| カテゴリー | 通常の1時間の何倍か | 時間数 |
|---|---|---|
| 雇用、労働関連の指標 | 3.14 | 26 |
| FRBと金融政策 | 2.10 | 24 |
| 景況感、たとえばPMI | 1.83 | 39 |
| 物価、たとえばCPIやPPI | 1.70 | 38 |
| 消費 | 1.57 | 38 |
| 住宅 | 1.38 | 24 |
| GDP | 1.16 | 13 |
この表には、声に出して言うだけの価値があることが3つあります。
雇用関連の指標は、インフレを含め、カレンダー上のどれよりも暗号資産を動かします。この期間の普通のBTCの1時間は約0.19%動き、労働関連の指標が入った1時間はおよそその3倍に達しています。
GDPは重要度「高」と付けられていますが、測ってみると普通の1時間とほとんど変わりませんでした。その数字がエコノミストに何を伝えているにせよ、それが入る1時間は特に大きな1時間ではありませんでした。
そして、この記事の冒頭に置いたPMIは、そもそもサンプルに入っていません。TradingViewは重要度「中」としているため、基準に届かなかったのです。それでも9月23日の1時間は、自分の属するカテゴリーらしく、その下限あたりの振る舞いをしました。
なぜ指標名ではなくカテゴリーで順位をつけるのか
ここは答えそのものが変わる箇所なので、ゆっくり進める価値があります。
同じ分に複数の指標が出ます。CPIがいちばん分かりやすい例です。総合とコアがそれぞれ前月比と前年比で、合わせて4行として届きます。指標名で順位をつければ、この4行は4件になります。
しかしこれは1つの1時間です。始値と終値を共有するので分子を共有し、分母も共有します。だから4つとも通常の1時間の1.85倍という同じ値になり、そうなる以外にありませんでした。この一致はCPIについての発見ではありません。1つの出来事を4回数えたと計算が教えてくれているだけです。
そこでここでは、中に何行出ようとも、1時間は1回だけ数えます。表の3列目が件数ではなく時間数になっているのはそのためで、303件の指標が202の時間になるのもそのためです。
これは聞こえる以上に効きます。時間ではなく指標名で数えると、表の中ほどで消費と住宅が入れ替わります。1回の発表で複数行を出すカテゴリーが、それぞれ何度も数えられていたからです。上位4つと最下位はどちらの数え方でも動かず、そこが答えの安心できる半分です。
これが言っていないこと
測っているのはその1時間がどれだけ動いたかであって、どちらへ動いたかではありません。指標が価格を上げるとも下げるとも、ここでは一切言っていません。比率が大きいことは、急騰とも急落とも同じように両立します。
これはシグナルではありません。ある期間において、あるカテゴリーの1時間が普通の1時間と比べてどうだったかを述べているだけで、次もそうなるとは言っていません。
これはサンプル内の話です。13か月という1つの期間、3銘柄、1つの取引所の1時間足です。7つのカテゴリーに順位をつけましたが、7つを並べれば一部は偶然で分かれます。ですから表の中ほどの小さな差は、両端よりも慎重に扱ってください。8つ目のカテゴリーであるFRBの人事は、この期間に指標が3件しかなく、その薄さで載せるより順位をつけないままにしました。
何の役に立つか
何に向かってポジションを持ち越しているのかが分かります。
雇用統計をまたいで持ち越すポジションは、通常の3倍動いてきた1時間の中にいます。同じポジションをGDPの発表でまたいだ場合は、ほかと変わらない1時間の中にいます。名目の建玉は同じでもリスクの量が違い、どちらがこれから来るのかはカレンダーが教えてくれます。
用途はそれだけです。売買ではなく、ものさしです。
観察であって推奨ではありません。
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過去の測定を、事後に記したものです。ここにあるものは推奨でも、将来の結果を示すものでもありません。