Time and Sales
テープは約定の記録です。取引がローソク足になる前に姿を現す唯一の場所であり、三つの事実を運びます。あなたのプラットフォームが見せる四つ目 — どちら側が仕掛けたか — は誰も報告していません。推定されているのであり、その仕組みを知ることが、どこまで信じてよいかを正確に教えてくれます。 これはおよそ五回に四回当たります。そして下で扱う七秒間では、900株の分類を一つ誤るだけで、その一分の符号つき合計が+600から−1,200へ動きます。
前提条件: レッスン2は、以下すべてを測る基準になる気配について、レッスン6は、ローソク足が捨てるものについて — つまり、あなたがここに取り返しに来たものについてです。
すべての約定は報告されます。その報告の流れがテープであり、このコースの一次資料です。板は人が「これをするつもりだ」と言っていることで、テープは実際に行われたことです。
三つの項目と、そこにない一つ
取引所は約定を三つの事実で報告します。いつ起きたか、いくらで、どれだけか。それが記録です。完全であり、推定ではなく、どの参加者にも同じものが届きます。
プラットフォームは四つの列を見せます。四つ目にはBUYかSELLと出ます。米国株の統合テープでは、それを報告している者は誰もいません。両方の側が買い、そして売ったのであり、記録はどちらが急いでいたかについて意見を持ちません。その列はあなたの画面で計算されます。プリントの価格と、その瞬間に立っていた気配からです。
報告している市場もあります。CMEのフィードには仕掛け側のフラグがあり、多くの暗号資産取引所はどちらが待っていた側かを公開しています。そのフラグがある場所では、それは事実なので使うべきです。それ以外の場所では、この列は推定であり、このレッスンの残りはその推定がどれだけ良いかという話です。
推測はどう作られるか
このルールは1991年のもので、いまもほとんどのプラットフォームが動かしています。プリントを、その瞬間に有効だった気配と比べてください。
| プリントが落ちた場所 | そこから推定されること |
|---|---|
| アスク、またはそれより上 | 買い手が約定させるためにスプレッドを越えた。買いとして分類。 |
| ビッド、またはそれより下 | 売り手が越えた。売りとして分類。 |
| ビッドとアスクのあいだ | 誰も越えていない。気配では決められないので、ルールはこの価格を直近の異なる価格と比べる方に切り替える。高ければ買い、低ければ売り。 |
これがLee–Readyルールで、名前を知っておく価値があるのは、それが測定されているからです。本当の仕掛け側が分かっている記録に対して、およそ五回に四回は当たります。気配のあいだで約定したプリント — まさに気配では決められなかったもの — では、はっきり悪くなります。
つまりBUYの列は嘘ではなく、事実でもありません。誤り率が公表された分類器であり、五回に一回というのは、ラベルも貼らずに持ち歩くには大きな数字です。
なぜテープのほうが早いのか
主張のもう半分はもっと単純で、しばしば誇張されるので、正確に言いましょう。約定は報告された瞬間にテープに載ります。ローソク足の一部になるのは、その足の期間が閉じたときだけです。五分足なら、10:04:11のプリントは、あなたに見える何かに影響するまで10:05:00を待ちます。
これは順序についての事実であって、予測についての事実ではありません。テープは価格がこれから何をするかを早く教えてくれるのではありません。価格が何をしたかを早く教えてくれるのです。このモジュールで先読みのように見えるものはすべて、実際にはこれです。同じ情報が、遅れずに届くだけです。
テープを手で符号づけする
一分ぶんのプリントが六件、それぞれに立っていた気配を添えてあります。読み進める前に、上の表のルールを各行に当てはめてください。
| 時刻 | プリント | 数量 | そのときの気配 | 推定 |
|---|---|---|---|---|
| 10:04:11 | 50.03 | 400 | 50.02 / 50.03 | 買い — アスクで |
| 10:04:12 | 50.03 | 1,200 | 50.02 / 50.03 | 買い — アスクで |
| 10:04:14 | 50.02 | 700 | 50.02 / 50.03 | 売り — ビッドで |
| 10:04:15 | 50.025 | 900 | 50.02 / 50.03 | あいだ。直近の異なる価格は50.02なので、より高い、よって買い |
| 10:04:17 | 50.04 | 300 | 50.03 / 50.04 | 買い — アスクで |
| 10:04:18 | 50.03 | 1,500 | 50.03 / 50.04 | 売り — ビッドで |
七秒で五千株。こう符号づけすると2,800株が買われ、2,200株が売られ、差は+600です。売りよりわずかに買いが多かった一分間ということになります。
では一行だけ変えてみます。50.025の900株は、気配では決められず、ティックテストが推測した行でした。その推測が外れていたとしましょう — 売り手が中値の約定を受けたとしましょう。すると1,900株が買われ、3,100株が売られ、差は−1,200です。
同じ七秒、同じ五千株。それを要約するはずの数字が1,800動きました。+600から、その倍の大きさのマイナスへ。その裏の算数は覚えておく価値があります。プリントを分類し直すと、合計はその大きさの2倍だけ動きます。片側から抜けて反対側に入るからです。ここではそれが一件のプリント、出来高の18%、しかもルールがいちばん自信のない行でした。
これで片づかないこと
大きく攻撃的なプリントが何かを予測するということ。それが立てるのは切迫だけであり、切迫は人についての事実であって予測ではありません。ヘッジも、解約も、方向性の賭けも、同じようにオファーを持ち上げます。テープが教えてくれるのは、いま見ているものが見た目どおりのものかどうかです。
何を大きいと数えるかも決めていません。それはあなたの銘柄とあなたの立会時間の性質であり、レッスンに印刷された閾値はどれも別のものとの接触に耐えません — 問題3は、自分の閾値をどう手に入れるかです。
そして、これらの符号の合計はここでは扱いません。足し合わせたものがデルタで、それがレッスン8です。そこに誤差の幅がつく理由は、いま計算したとおりです。それらのプリントがどこで約定したのか、そしてそのうちどれが公開のテープに一度も載らなかったのかはレッスン56.
この「五回に四回」という数字には年代があります。1991年に公表された規則を、1990年代の米国株で検証した研究から来たものであり、そのとき測られた市場は、いまあなたが見ている市場よりスプレッドが広く、値幅の刻みが粗く、気配のあいだで成立する取引がはるかに少ないものでした。いまはもっと良い分類器があります。あなたのプラットフォームはほぼ確実にそれを使っていません。だからこそ古い数字が正直な数字なのですが、これはあなたのフィードの測定値ではなく、桁の目安として扱ってください。
「報告されたその瞬間にテープに載る」という言い方も重さを負っています。報告は瞬時でもなければ一様でもありません。取引の場も取引所外の報告機関も、ゼロではなく期限で動いています。ですから、起きてから数秒たって届く約定もあれば、順序が入れ替わって届くものもわずかにあります。テープは構造上ローソク足より早い。それは「ライブ」と同じことではありません。
そして上の一分は選ばれたものです。出来高の18%を占める一件が、規則がもっとも自信のない唯一の行にちょうど乗っている、というのは最悪の場合であって、ふつうの場合ではありません。仲値の約定が小さい一分では、同じ誤りはほとんど何も動かしません。そしてあなたがふだんどちらの種類の一分を見ているのかは、このページのどこにも書かれていません。それが問題3の後半であり、この話があなたに関係するかどうかを決める数字です。
テープは、約定がそれ自身として現れる唯一の記録です。四つの列のうち三つは報告されたもので、四つ目はあなたの代わりに計算されたもの、そしておよそ五回に四回は当たります。
練習問題
- これらを符号づけしてください。気配は終始20.10 / 20.12で、プリントは順に20.12 × 300、20.10 × 800、20.11 × 500、20.12 × 400です。それぞれを分類し、符号づけした合計を出してください。どの行で推測が必要でしたか。もし逆に推測していたら合計はいくつになりますか。
- 誤差を動かす。ある一分の出来高が8,000株、符号づけした合計が+1,000でした。分類を変えればその合計をマイナスにできる、いちばん小さい単一のプリントはいくつですか。数字だけでなく、使った規則も述べてください。
- 自分の閾値。自分の銘柄でテープを開き、十分間すべてのプリントを記録してください。時刻、価格、数量です。そのうえで、自分のリストから二つの問いに答えます。90パーセンタイルのプリントはどれくらいの大きさか。そしてビッドとアスクのあいだで厳密に約定したプリントは何割か。前者はあなたにとっての「大きい」であり、後者はあなたのデルタのうちどれだけが推測かということです。
出典。 Charles Lee と Mark Ready「Inferring Trade Direction from Intraday Data」(Journal of Finance 46, 1991)は上で述べたルールそのもの。 Katrina Ellis, Roni Michaely と Maureen O’Hara「The Accuracy of Trade Classification Rules」(Journal of Financial and Quantitative Analysis 35, 2000)は、仕掛け側が分かっている記録に対してそれを測り、気配の内側でもっとも悪くなることを見つけた研究。 Joel Hasbrouck, Empirical Market Microstructure (Oxford, 2007)は、約定に符号をつけることが参照ではなく推定の問題である理由について。
記録が手に入り、その最後の列が本当は何なのかも分かりました。次のレッスンはそれを足し合わせます。すると合計は構造上つねに釣り合っていることが分かります。どの一枚も誰かが買い誰かが売ったのですから、そのどれも買いの出来高ではありません。本当に片側だけの数字は、いま誤差を測ったばかりのその列から組み立てるほかありません。
教育目的のみ。 トレードには重大な損失リスクが伴います。金融助言ではありません。過去の実績は将来の結果を保証するものではありません。
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