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🟠 上級 • レッスン56 / 全85回

テープが載せない売買の向き

読了時間 約14分 • モジュール7:取引の相手方
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取引所外の売買は、執行しているあいだは隠れていて、終わった瞬間に公になる。十秒以内にテープはその価格、そのサイズ、そして取引所の外で起きたという事実を運ぶ。決して運ばない項目が一つだけある。売買の向きだ。テープの上で買い手と記された者はいない。俗説がその項目を埋めるのに使う規則、すなわち出来高加重平均価格より上のプリントは仕込み、下のプリントは売り抜けという規則は、実際にはその日の値動きの経路でそれを埋めている。移動平均は、その後ろにある価格からできているからだ。安定して上げる立会いでは、その平均は現在値より半立会い分のドリフトだけ下にある。だから誰も何も買っていないうちから、あらゆるプリントがその上に来る。この講座の六十本の終値を十本ずつ六つの立会いに切ってみると、規則の言う仕込み比率は立会いのリターンと相関0.93で連動し、片方のばらつきの87パーセントがもう片方で説明される。そして通例の70パーセントのフィルターは、上げた三つの立会いすべてで点灯し、下げた三つのどれでも点灯しない。それは意図を読んでいない。すでに手元にあったチャートを読んでいる。

前提条件: レッスン48。十本足の平均の平均遅れを4.50本と出した回であり、以下の計算はそこから来ている。レッスン53。仲値のため、そしてそこで交わった約定が、どちらがより強く望んだのかを何も語らない理由のため。そしてレッスン54。自分の注文が取引所にまったく届かないときにどこへ行くのかのため。それが「闇」と呼ばれるものの大半だと判明する。

テープが運ぶもの、載せないもの

まず本当のところから始めよう。機関投資家は大口の注文を、公開の板に一度も出さずに執行できる。できないのは、約定を黙っていることだ。上場株の取引所外売買はすべて報告機関へ報告しなければならず、FINRAの規則は報告する側に約定から十秒を与えている。つまり注文は隠れていてプリントは隠れていない。この非対称は目に留める価値があるという点で、俗説は正しい。

プリントが含むのは時刻、価格、サイズ、そして取引所の外で成立したという印だ。含まないのは売買の向きである。統合テープには、どちらが仕掛けたのかを示す項目がない。取引所のプリントにもない。違いは、取引所の売買なら普通は後から、その価格を立っていた気配と比べることで向きを割り当てられるのに対し、取引所外の売買は普通それができないという点だ。理由はレッスン53が述べたとおり。この種の約定の大半は、ちょうど仲値かそのわずか内側で起きる。仲値とは、まさにその比較が何も返さない価格である。

プリントが含まない二つ目は、どの取引の場かということだ。取引所外だとは言うが、それは中身の大きく異なる二つの半分からなる区分である。FINRAは両方の数字を公表している。取引所外の出来高はこのところ株式の統合出来高のおよそ45パーセントあたりで推移し、代替取引システム、つまり本来の意味でのdark poolはそのうちのおおよそ三分の一だった。掛け合わせてみよう。テープのおよそ15パーセントがdark poolの出来高で、およそ30パーセントがブローカーによる内部化である。「闇」の大きいほうの半分は、レッスン54に出てきた卸売業者が誰かの百株をさばいている姿だ。テープの五分の二を機関投資家の意図として読むことは、自分の個人注文を他人の確信として数えることであり、しかも自分の注文である半分は、そうでない半分の二倍の大きさがある。

ある売買をどのdark poolが執行したかは知りうるが、その日のうちには知りえない。FINRAは取引の場ごとの出来高をATS透明性ファイルで週次に公表しており、最も活発な上場銘柄は二週間遅れ、それ以外はすべて四週間遅れである。今朝、名前のついた銀行系プールを通した六件のプリントを見せてくれるライブのデータは、FINRAが二週間は裏づけないものを見せている。あなたのプラットフォームがそこに何のラベルを貼っているにせよ、それではない。

なぜ向きを推測しなければならないのか

項目は欠けており、それを復元する標準的なやり方も使えない。そこに穴が残り、俗説は画面上でいちばん近い基準価格でそれを埋める。すなわち、そこまでの立会いの出来高加重平均価格である。その上のプリントを買い、下のプリントを売りと呼び、通例の閾値としてプリントの70パーセントが一方に寄れば方向性の読みとみなす。

その平均が何なのかを見てほしい。すでに約定したすべての価格を、サイズで加重した平均である。レッスン48は同じものを最も単純な形で測り、単純な十本足の平均は平均して4.50本遅れることを見いだした。理由は単純で、すでに後ろにある価格からできているからだ。立会いの移動平均も同じ欠陥を持ち、しかもそれは育つ。一本ごとに一定の幅でドリフトする経路では、移動平均は経過した本数のちょうど半分だけ現在値から遅れる。十本目で五本分のドリフト、二十本目で十本分、七十八本の立会いの引けでは三十九本分、つまり半日である。

その帰結は微妙なものではない。途切れなく上げる立会いでは、最初の一本を除くすべてのプリントが移動平均より上にある。しかもそれは作り方からしてそうなる。そして規則は満場一致の仕込みを報告する。途切れなく下げる立会いでは満場一致の売り抜けを報告する。一本ごとに同じ幅だけ上げる十本は、九本中九本が平均より上のプリントになる。同じ十本が下げれば九本中〇本になる。どちらの系列でも、意見を持った誰かが出した売買は一つもない。

現実の立会いは直線ではないので、数は満場一致にならない。以下はこの講座がレッスン38から持ち歩いている六十本の終値のうち、十本分の区間、31本目から40本目までである。移動平均は各足で計算し直し、規則を一本ずつ当てはめてある。

価格移動平均規則の言い分
3199.5まだ平均なし
3299.999.500仕込み
33100.399.700仕込み
34101.599.900仕込み
35102.1100.300仕込み
36103.0100.660仕込み
37103.4101.050仕込み
38103.1101.386仕込み
39102.4101.600仕込み
40101.3101.689売り抜け

仕込みが八つ、売り抜けが一つ。区間の上昇率は1.81パーセントだった。唯一の反対がどこに落ちているかに注目してほしい。40本目は誰かが売った足ではない。価格が戻ってきた足であり、そのころには移動平均が上に出るだけ十分に上がっていたのだ。規則は価格が動いたという理由で、誰が買っているかについての考えを変えた。苦情の全部が一行に収まっている。

規則が通れない検査

これ以上数える前に、規則が何に対して盲目かを見ておこう。上の十件のプリントを取り、一つ残らず向きを反転させてみる。つまりそれぞれの足で、買う一般の人々に対してファンドが売っていたと考える。テープには何の変化も起きない。同じ時刻、同じサイズ、同じ価格、同じ印。規則は相変わらず仕込み八つと売り抜け一つを返す。入力が価格しかなく、その価格は二つの世界で同一だからだ。

これはより良いフィルターで直る欠陥ではない。価格とサイズだけから計算されるどんな統計量も、二つの世界について同じことを言う。提示されるデータが同一だからだ。両者を区別するには、テープが運ばないものが要る。仕掛けた側、口座の種別、あるいは約定の後ろに立っていた注文である。プリントのサイズ、取引の場の重みづけ、確信度のスコアという装置一式は、最初から存在しなかった項目の上に建っている。

残るのは値動きの経路についての統計量であり、それがどれだけ良い統計量なのかを測る価値がある。六十本の終値を一つの長い立会いとして読むと、59件のプリントのうち38件が移動平均より上にある。64.4パーセントだ。系列は端から端まで5.76パーセント上げている。これがこのものの形である。次の節できちんと数える。

六つの立会い、そして規則が実際に測っているもの

六十本の終値を連続する十本ずつ六つに切り、それぞれを一つの立会いとして扱う。各区間について最初の足から最後の足までのリターンを計算し、次に移動平均を一本ずつ計算し直して、最初の一本より後の九件のプリントのうち何件が上にあるかを数える。この数が、俗説の言う仕込み比率である。

セッション始値引けリターン平均より上のプリント
1〜10本目100.7103.7+2.98%9件中8件、88.9%
11〜20本目106.7101.6-4.78%9件中2件、22.2%
21〜30本目100.5100.0-0.50%9件中3件、33.3%
31〜40本目99.5101.3+1.81%9件中8件、88.9%
41〜50本目101.7105.9+4.13%9件中9件、100.0%
51〜60本目106.7106.5-0.19%9件中5件、55.6%

右の二列は同じ列だ。相関は0.93であり、仕込み比率のばらつきの87パーセントは立会いのリターンだけで説明される。誰も何も仕込んでいない系列で、である。中に機関投資家はいないのだから。そして通例のフィルターは、その相関が予測するとおりに振る舞う。平均より上70パーセントを超えるのは立会いの一、四、五で、これは上げた三つそのものだ。立会いの二、三、六はどれも超えない。これは下げた三つである。両方向とも三戦三勝だ。

じっと見る価値のある立会いは最後の一つである。リターンは−0.19パーセント、つまり何もなかった。規則はそれを五対四に割った。これも何も言っていない。縮図がそこにある。日に方向があれば規則は方向を報告し、日に方向がなければ規則は何も報告しない。チャートの最後の一時間がすでに見せていないことを報告することは決してなく、計算の手間だけは余計にかかる。

六つの立会いは六つの観測であり、レッスン19ならそこに多くを預けることを拒むだろう。預ける必要がない。満場一致の結果は算術であって、標本をまったく必要としない。単調な経路は、どの銘柄でもどんな立会いの長さでも、常にすべてのプリントを自分自身の移動平均の同じ側に置く。六つの立会いがここにあるのは、その算術が普通のノイズを生き延びることを示すためだけであり、0.93はそれが余裕をもって生き延びていると言っている。

これで片づかないこと

六十本の終値が一つの立会いであること。これはこの講座がレッスン38から持ち歩いている日足の系列で、ここでは各終値を日中の一本として読んでいる。議論のどこも時間軸には依存しない。移動平均の遅れはスケールを持たないからだ。ただし本物の五分足は、そのドリフトに比べれば日足の終値より騒がしく、それは六つの仕込み比率を半分寄りに、相関を0.93より下に押しやるだろう。この誤差の向きはわかるが大きさはわからない。だから0.93は、この系列が出す数字として扱うべきで、あなたの銘柄が出す数字として扱ってはいけない。

一本ごとの出来高が等しいという置き換えが、本物の出来高加重平均の代わりとして妥当であること。妥当ではない。日中の出来高は寄り付きと引けで最も重いので、本物の移動平均は一日の大半で寄り付きの価格に強く引っ張られ、終盤になってようやく現在値に追いついてくる。つまり遅れは上の算術より大きくなり、小さくはならない。この譲歩は結論に有利に働くのであって、黙って懐に入れずに口に出しておくべきものだ。

誰もがこの規則をこう述べていること。版によっては、立会いの平均ではなく同時刻の気配の仲値とプリントを比べる。そちらの版は本物の向き付け規則であり、背後に文献があり、誤り率も知られている。ただしここでは使えない。取引所外の約定はほとんどの場合ちょうど仲値で起きるからで、それこそ向き付け規則が決着をつけられない唯一の場合なのだ。俗説が立会いの平均を選んだのは不注意からではない。より良い基準がまさにこの種の売買で何も返さないから選んだのである。

出来高の数字が最新であること。取引所外がおよそ45パーセント、そのうちおおよそ三分の一が代替取引システムというのは近年の姿であって、今月の実測ではないし、どちらも動く。効いているのはそれらが養う算術のほうで、これはかなりのぶれに耐える。取引所外40パーセント、うち三分の一がdark poolなら、15と30ではなく13と27になる。それでも内部化のほうが大きい半分のままだ。

報告期限がきっかり十秒であること。FINRAの規則にある数字であり、この件のどの解説も引く数字だが、報告期限は改定される。上のどこもそれに寄りかかっていない。期限が一秒でもプリントは向きを欠いたまま届くし、一分でも三日にわたって読む形は変わらない。

そしてこのレッスンにいちばん高くつく譲歩。一つの規則を退けたことは、その分野を退けたことにはならない。同じ公開データに大量のモデリングを重ねて取引所外の統計量を組み立てている人たちがいる。オークションの出来高を切り分け、内部化された個人の注文を差し引き、プリントの時点の気配で条件づける。このレッスンはそのどれ一つ検証していない。示したのは、掲示板の書き込みやスクリーンショットや有料アラートで出会う版が、その日のリターンに帰着するということだけだ。退けられるようになっておくべきなのはその版である。同じデータの上に丁寧に組んだものが情報を運ぶかどうかは開かれた問いであり、このページはそれをどちらに答える資格も得ていない。そして一ページかけて一つのシグナルを取り上げておきながら、このレッスンは代わりを置いていない。それは読者にとって本当の損失であって、修辞ではない。

練習問題

  1. 自分の銘柄のチャートに規則をかけてみる。二十立会いを取る。各立会いについて、リターンと、出来高加重の移動平均より上で引けた五分足の割合を計算する。表計算の一列で済む。片方を横軸、もう片方を縦軸に取って相関を見る。0.9あたりで戻ってくればこのレッスンを再現したことになり、自分の銘柄で〇のあたりに戻ってくれば、それは本物の発見で書き留める価値がある。一時間。自分が実際に売買している市場について、これで片がつく。
  2. 自分のデータ配信が本当は何を伝えているのかを確かめる。自分のプラットフォームで取引所外のプリントを一件取り、表示される項目をすべて書き出す。取引の場の名前が出るのか、それとも取引所外だという印が一つ出るだけなのか。次に、同じ銘柄と同じ週についてFINRAのATS透明性ファイルを、二週間か四週間後に公表されたところで取ってきて、取引の場ごとの合計がその日に知りえたかどうかを見る。二十分。与えられた取引の場の読みが読みなのかラベルなのかがわかる。
  3. 自分の銘柄のどれだけが本当にブロックなのかを測る。一週間、一万株を超えるプリントをすべて記録して合計し、その日の統合出来高で割る。たいていの銘柄で答えは数パーセントであり、それがこの話全体が扱っているものの正直な大きさだ。数える前に自分が思っていた割合と比べてみる。ひと晩。二つの数字の差が、この話のうち一度も証拠ではなかった部分である。

出典。 FINRA 規則6380Aおよび6380B。報告義務のため、そして注文を私的なままにしつつプリントを公にする十秒の期限のため。 FINRA ATS Transparency Data。取引の場ごとの取引所外出来高のため、そしてライブのデータが何を知っていると正直に言えるかを決める二週間と四週間の公表遅れのため。 Charles LeeMark Ready「Inferring Trade Direction from Intraday Data」(The Journal of Finance、1991年)。価格と気配から売買の向きを割り当てる標準的な方法のため、そして仲値での約定がその方法に決着をつけられない場合である理由のため。 Haoxiang Zhu「Do Dark Pools Harm Price Discovery?」(The Review of Financial Studies、2014年)。取引所外の売買が可視の板の価格に何をするかのため。意図を読むという問いが閉じたあとに問う価値があるのはこちらである。

注文は隠れていてプリントは公である。そして肝心の項目はそのどちらでもない。売買の向きであり、テープはそれを一度も運んだことがない。立会いの平均から向きを復元する規則は、代わりに立会いそのものを復元している。滑らかに上げる日には、誰も何も買っていないうちからあらゆるプリントを仕込みと呼び、その系列から切り出した六つの立会いを相関0.93で追いかけ、70パーセントのフィルターは上げた三つで点灯して下げた三つのどれでも点灯しない。それらの売買のすべてで買い手と売り手を入れ替えてもテープは同一であり、それが議論の全部を一文にしたものだ。プリントが実際に告げていることは本物で、はるかに小さい。そのサイズが、その価格で、その瞬間に、取引所の外で約定した、ということである。レッスン57はそれを真に受けて注文そのものを追いかける。機関投資家が百万株で実際に何をし、どれだけの時間をかけ、その実行に何がかかるのかを。

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